東京学芸大学混声合唱団(通称「混声」「学芸混声」)は、東京学芸大学の学生を中心に現在約30名(男女比ほぼ1:2)の団員で構成された、合唱団で、東京学芸大学公認文化系サークルのひとつです。年2回の演奏会に向けて、週2回の練習や合宿などをしています。
よく私たち混声の特徴は「あたたかい雰囲気」であると言われます。練習では1人ひとりがよりよい演奏を作るために頑張っていますが、練習が終わるとご飯を食べに行ったり、休みの日には遊びに行ったりと、普段の生活から絆を深めています。そのためか毎年、新入団員に入団理由を聞くと「雰囲気があたたかい」ことがよく挙がってきます。
団員の音楽歴はさまざまです。高校までに合唱を経験してきた人は現在約半分で、残り半分は合唱未経験者で、吹奏楽、管弦楽、ピアノなど合唱以外の音楽に力を注いできた人も在籍しています。また音楽歴のない人も多く、美術、写真、放送、野球、サッカー、バレー、剣道、登山など実に幅広い分野から集まってきています。このような色々な経歴を持った人が1つの音楽を作っていることが学芸混声の魅力であり、ウリでもあるでしょう。
そんな混声の歴史は古く、昭和27(1952)年に「音楽研究部」として発足し、2012年で60年を迎えました。1963年からは毎年1回の定期演奏会を行い、これまでに伊藤栄一先生、中村義春先生、大野徹也先生(現在)に指揮者として指導をいただいています。また、各パートにもヴォイストレーナーとして先生方についていただいており、現在は平井香織先生、橘今日子先生、横山和彦先生、石崎秀和先生に指導いただいています。
近年は毎年6月に他大学合唱団との合同演奏会(ジョイントコンサート)を開いたり、近隣の教会や社会福祉施設でのミニコンサートを行ったり、TV番組に出演するなど、その活動も多岐に渡っています。
こうして混声の歴史は積み重ねられていき、ついに半世紀の節目を迎えることが出来ました。
これからも皆さまの温かいご支援、ご協力に感謝しつつ団員一同日々精進してまいりたいと思います。
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